こんにちは、おうち店長です。
ハンドドリップでコーヒーを
1度に複数人分を抽出する時に
粉量や湯量の調整で
「人数が増えれば粉量は減らしていく」
ということに
疑問を抱いたことはありませんか。
もちろん、コーヒーの抽出に正解はありませんし
粉量の増加に比例して抽出時間も増える=雑味が出てしまう
という考えであり一理あります。
ここで、筆者の抽出に対する考え方をお伝えします。
お試しいただくと
・豆の個性を捉えることができる
・コーヒーレシピが安定する
・2人分以上でも応用が利く
を体感していただけます。
レシピ
レシピは1杯分の分量に対して
粉量とお湯の量を倍量にするシンプルなものです。
1杯分 粉量×お湯16倍
例:粉10g お湯160ml 出来上がり約130ml
ハンドドリップの場合
粉がお湯の約20%を吸収します。
2人分のレシピ
粉20g お湯320ml 出来上がり約260ml
コーヒーカップ1杯分は粉を12g使うといい感じの量がとれますよ!
12×16=192 出来上がり量150mlちょっと
調整すべきは「注湯速度」
調整すべきは「注湯速度」にあります。
よく見る複数人用のレシピは
「人数が増えた分、粉量を増やすと抽出時間が伸びて雑味が増える」
だから「粉量を少しずつ減らす」というものです。
この作り方の場合
・粉の吸水率が反映されない
・減らし方の規則が曖昧
・コーヒー成分が少ない味わい
になりやすいです。
ここでレシピを一定にし
複数人でも対応できるようにするポイントが
「注湯速度」です。
1杯分のコーヒーレシピに対して
「何分で注湯して完成とするのか」
を決めてしまうのです。
例えば
上記の1人分レシピで
10gの粉に160mlのお湯を注ぐわけですが
「蒸らし込みで2分で160ml注ぎ、3分経てばドリッパーをあげて終了」にします。
このレシピを応用して、人数が増えた場合でも
「2分で注ぎ切り、3分経てば終了」を決めることで
・コーヒー成分が1杯分と変わらない
・時間経過による雑味抽出を抑えられる
・吸収率は変わらず約20%のため、出来上がり量も安定
・豆の種類による個性を感じられる
を実現します。
注湯速度を上げれば
「未抽出」に繋がるのではないか。
=粉量の増加でお湯の浸透力・吸収力も高まります。
適切に蒸らしが出来ていれば、お湯は真っすぐ落ちずに粉に広がります。
「時間×量」を自分のものに!
必須アイテム:コーヒースケール
抽出まとめとメリット
抽出まとめ
すべては「注湯速度」にある
・基本は1杯分レシピをそのまま倍量に変更
・1杯抽出時「〇分以内にお湯〇mlをそそぎ切る」を決める
・人数に合わせて注湯速度を上げる(決めた分数に間に合わせるような速度)
メリット
・人数に合わせてはっきりした数値を用意できる
・出来上がり量の安定
・1杯分のコーヒーと変わらない味わいの安定
・レシピ固定×豆の種類変更で個性を感じられる
いかがでしたか。
これも一つの考え方なので、まだ試したことがない方
複数人分の抽出で味が定まらない方は是非試してください。
レシピを固定することで
コーヒーの大まかな味わいも理解できます。
その味わいに対して、より○○したいという時は
「挽き目」「焙煎度」「温度」を調整していきます。
何もかも変更すると、何が原因なのかが分からなくなります。
レシピを固定するのか、しばらく同じ豆だけ使ってみるのか等・・・
何かを「固定」することをおすすめします。
「分量×時間」がキーポイントとなるハンドドリップの
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