この記事では
自宅でコーヒーを淹れる代表的な
「ハンドドリップ」の淹れ方を
「最小限」の器具で行う超初心者向けの
内容です。
・自宅でコーヒーを淹れてみたい方
・何が必要か分からない方
・低予算で抑えたい方
・とにかくコーヒーを「淹れる」体験がしたい方
・雰囲気を掴みたい方
は、是非最後までご覧ください。
スモールスタートでいきましょう
一般的なハンドドリップに必要なもの
一般的なハンドドリップに必要なものは
・ドリッパー コーヒーを抽出する器具
・ペーパーフィルター コーヒー粉を入れる紙
・コーヒーミル 豆を粉に挽く器具
・コーヒー豆 好みの豆
・細口ケトル お湯をコントロールしながら注湯する器具
・スケール 粉量、湯量、時間を計測する器具
・コップ 好みのサイズ
が挙げられます。
これだけは必要
これだけは最低限必要なものです。
(1人から2人用 1個/約250円)
(1人から2人用 100枚/約250円)
最低限この2点があれば
「コーヒーの抽出」は可能です。
約500円で最小限の物は揃うので
とにかく
「始めてみる」ことを
おすすめします。
あとは気になった
コーヒー粉を購入しましょう。
コーヒー豆を買うなら
「カルディ」がおすすめです。
カルディの上手な利用方法↓
作り方(1人前)スケール(計量器)なしの場合
1人分スケールなしのレシピ
ホットは「H」アイスは「C」で表記しています。
下準備
①カップ2杯分のお湯を沸かす
(沸いたら3分程放置、
温度を下げる目的のため、蓋はなし)
②ドリッパーにペーパーフィルターをセットし
コーヒー粉をティースプーンで
Hは3杯/Cは4杯入れる
③Hはコーヒーカップを
Cはコップに氷をたくさん入れて
上記②を乗せる
抽出前の確認
・沸かしたお湯をしばらく置いている☑
・カップの上にコーヒー粉を入れたフィルター&ドリッパーが乗っている☑
粉→フィルター→ドリッパー→カップ
抽出
H コーヒーカップ8割を目指す
C 氷含めてコーヒーカップ8割を目指す
お湯注湯
①1投目
少量のお湯で蒸らして30秒ほど待つ
②2投目
目標値の半分までゆっくり注ぐ
③お湯がある程度落ちるまで待つ
④3投目
目標値まで注ぐ
注湯は3分ぐらいかけてゆっくり行う
目標値まで到達したら
ドリッパーを外して完成
実際に飲んでみて、味を確認
・濃度は粉量や湯量で調整
・味の好みは豆の種類か焙煎度
最小限ゆえの「感覚」頼り!
道具があっても、好みにすり合わせる作業は必要なので
どんどん抽出回数を重ねよう!
作り方(1人前)スケールがある場合
スケールで計量ができると、コーヒーの味わいは安定・向上します。
・お湯
H 160ml
C 132ml
・コーヒー粉
H 10g
C 12g
①1投目 蒸らし30秒
H 20ml
C 24ml
②2投目 目標値の残り半量
H 70ml/160ml
C 54ml/132ml
③3投目 目標値まで
H 160ml
C 132ml
④お湯が落ち切ったらドリッパーを上げて完成
Hは粉に対してお湯16倍
Cは粉に対してお湯11倍
コップサイズに合わせて調整可能です。
味が微妙な時の修正ポイント・コツ
味が微妙な時の修正ポイント・コツ
まずは、自分好みの
「粉量×湯量のバランス」
「焙煎度の好み」を探ること
が重要です。
ハンドドリップコーヒーの味わいは
・お湯の温度
・注湯速度
・蒸らし
・氷の量(Cの場合)
で大きく異なります。
★アイスコーヒーの1人分はお湯の使用量が少ない
このアイスコーヒーレシピは
コーヒー粉に対して
11倍のお湯を使用しています。
濃く抽出した原液を
氷に当てて
溶けた分の水分で
味を整えるイメージです。
お湯はじっくり
3分程度かけて
垂らすように
注いでみましょう。
=過抽出・未抽出を防ぎつつコーヒーのうま味成分をしっかり引き出す
★抽出後、氷が溶けてしまっていると味がぼやける
コップにたくさん氷を入れましょう。
抽出後にしっかりとかき混ぜて
残った氷で冷やし切れるほど
氷が残っていないと冷やし不足です。
=抽出直後にコーヒーが氷に当たる「急冷式」、しっかり冷やすことで味が引き締まる
★高温のお湯はコーヒーの「渋み・エグ味」成分を抽出してしまう
沸騰後、少し放置または
水を足して温度を下げましょう。
渋みやエグ味とは
コーヒーを飲んだ後
口の中にべっとりと苦みが
張り付くようなイメージです。
うま味や甘みが上手に抽出されていれば
飲んだ時に鼻からスッと良い香りが抜け
おいしい苦みの後にはスッキリした喉ごしを感じられます。
=「深煎り」の場合、90度前後まで温度を下げると、「渋み・エグ味」を抑えられる
=「浅煎り」の場合、94度前後で抽出すると酸味を抑え甘みが出る
自分だけのコーヒーの淹れ方を見つけよう
自分だけのコーヒーの淹れ方を見つけよう。
今回紹介したコーヒーの作り方は
あくまで1つの作り方であり
美味しい作り方はたくさんあります。
例えば
焙煎度合いで味は
大きく異なります。
大きく分けると
酸味(すっきり)か苦み(しっかり)
どちらが好みなのかで
選択するコーヒー豆が変わりますね。
近年
浅煎りの香り豊かなコーヒーが
流行っています。
浅煎りほど個性が
しっかり出る傾向にあるので
個性豊かなコーヒーを楽しむ人も多いです。
植物や柑橘系の香りに
例えられるようなイメージですね。
コーヒーと言えば
「真っ黒で苦い」というイメージであれば
「深煎り」の豆を使って
コーヒーを淹れると
イメージのズレが抑えられると思います。
豆の挽き目でも味の調整ができます。
細かくすれば
濃く苦みの強い味が抽出でき
粗く挽けば
あっさりした味の抽出などです。
「浅煎り」で豆を細かくすると
「甘み」が出やすいと言われています。
豆を粗くすると
酸味がより強く感じられるので
酸っぱくて飲めないという場合は
温度を高く豆は細かく挽いてみる
とイメージした味に近づくかもしれません。
「深煎り」で細かくすると
その分「苦み」が強くなります。
エスプレッソの粉はすごく細かいですね。
苦くてイガイガするという場合は
温度を低く豆は粗めに挽いてもいいかもしれません。
この記事をご覧になり
実際に作ってくださった方は
いろいろ微調整をして
あなた好みのコーヒーを探してみてください。
同じ豆でもこんなに味は変わるのかと
おもしろい発見があると思います。
ハンドドリップに慣れてきたら
新しいコーヒー器具にも挑戦してください。
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