この記事は
カルディのコーヒー豆がなぜ
安く販売できるのか
「まずい」という口コミが多いのか
という内容です。
・安いコーヒー豆がある理由
・まずいと言われる原因
を把握することで
カルディのコーヒー豆を理解して
購入ができるようになります。
筆者もよくカルディで
コーヒー豆を購入します。
カルディのコーヒー豆の特徴
カルディのコーヒー豆の特徴
・コーヒー豆が比較的安価
カルディのコーヒー豆は
594円/200gから販売されています。
コーヒー豆専門店や
カフェなどで販売されている
コーヒー豆は安くても
100gで600円以上が多いです。
カルディではおおよそ
半額の値段で倍以上の
グラム数が入っています。
・焙煎度の比較がしやすい
コーヒー豆のサンプルを
大きなショーケースに展示しています。
焙煎度の確認と味わいの
比較ができるのもいい点です。
・パラメーター表示がシンプル
①酸味が強い←→苦みが強い
おおまかな好みがあれば
一つの参考になります。
②ライトボディ←→フルボディ
飲みやすさの表現で
口当たりが
「あっさり←→しっかり」ぐらいの感覚です。
③浅煎り←→深煎り
浅煎り:酸味や香りが強い
深煎り:苦みやコクが強い
・コーヒー豆の種類が豊富
フェア時期により変動しますが
常時約30種類以上を展開。
安いコーヒー豆の特徴と秘密
安いコーヒー豆の特徴と秘密
・スペシャリティコーヒーが使われているのか
スペシャリティコーヒーとは
栽培条件や栽培方法
加工工程や搬送ルートなどの
いくつもの条件を
高く評価された高品質な豆です。
丁寧に育てられ+個性も
しっかり持ち併せた豆
最近よく聞く言葉となりましたが
実はコーヒー豆全体量で見ると
スペシャリティコーヒーに
分類されるのは
たったの5%と
言われています。
世界中で莫大な量の
コーヒー豆が栽培されているので
近所のコーヒー店の看板にも
当たり前のように
スペシャリティコーヒーの文字を
よく見かけますが正直
たった5%には驚きました。
そんな中
カルディが販売している
「スペシャリティコーヒー」は
数種類のみです。
カルディでスペシャリティコーヒーの
使用を書かれた商品は
顔写真付きの限定販売の
コーヒー豆が多い印象です。
そのため、他の豆に比べても
値段も高めの設定です。
・自社焙煎は安く提供できる
オリジナルのブランド商品として
販売する時は安く売るのが定番です。
例えば、喫茶店に入って
「ブレンドコーヒー」と
他のコーヒーを比較した場合
ブレンドコーヒーが400円なら
シングルオリジン(単一国)は
500~600円という設定が多いです。
ブレンドコーヒーは
自慢の看板商品であり
回転率も速いため
「安く設定してたくさん売る」
が目的の商品です。
カルディでいう定番商品の
「マイルドカルディ」が
この位置に当たります。
これだけは絶対に
品切れにはしない!
という商品
・欠品欠点豆の混入率
欠品欠点豆とは
コーヒー豆が未成熟で
形の悪いものや欠けている等で
コーヒー抽出時に混入すると
味わいに影響を及ぼすと言われる豆です。
通常は生豆の生産国等で
ハンドピックによる除去が行われます。
国内で焙煎後にも施されることも多いですが
機械や手作業が入ることで高コストになります。
品質にこだわる店舗は
コーヒー豆の粒揃いもよく
欠点豆の混入が限りなく少ないです。
しかし、カルディは
ハンドピックが甘く
欠点豆の混入が多いです。
この豆だから、というわけではなく
どの豆でも比較的混入率が高いです。
200g中20gの欠点豆が
見つかったこともあります
認証マークの秘密
認証マークの秘密
カルディにはいくつかの
認証マーク付きのコーヒー豆が
販売されています。
・ウーマンズハンドコーヒー
女性の自立支援や社会的地位の向上
経済的環境の改善を趣旨として
2010年に作られた認証です。
・国際フェアトレード認証コーヒー
途上国の生産者の自立を促す
公正な取引のしくみで
フェアトレード(公平な貿易)は、
開発途上国の生産者や労働者と
適正な価格で公正に取引をする貿易の仕組みです。
・バードフレンドリー®コーヒー
渡り鳥の生息地になる
森林を守るため
スミソニアン渡り鳥センターが
中心となって進めている
コーヒー分野における
環境保護プログラムが
バードフレンドリー認証です。
それぞれ簡単に認証されるものではなく
いくつもの厳しい条件に合格した証です。
・立場の弱い女性生産者を支援
・発展途上国生産者に適した労働賃金を支払う
・生物環境を脅かさない農薬不使用栽培の徹底
など
通常の栽培ルートよりも
高い基準の仕入れ先となっており
販売価格が高めです。
ここで注意が必要です!
認証マーク=味の保証
ではないということ。
現状これら3種類の
認証マークがついたカルディの豆に
「スペシャリティコーヒー」使用の
記載はありません。
環境に重点を置いていますが
豆のおいしさを求めるものではない
ということです。
他の種類と違って
・説明が多い
・値段が高い
・限定商品
であったとしても
「まずい」と言われるのは
これらの要素があるからかもしれません。
栽培環境を理解した上で飲むと
ありがたみがありますね
カルディの立ち位置
カルディの消費者への立ち位置としては
「コーヒーを自分で淹れてみる」
という本当の1段階目を踏んでもらう
スタートライン係に位置すると思います。
なので
・安いを前提にハードルを下げる
・高級豆の仕入れ優先度は低い
・豆の個性より焙煎度による酸味か苦みか
・色々試すための種類展開
これらが基盤となり
「初心者」をメインターゲットに
捉えていると考えられます。
豆の品質や個性、精製方法
原産地などに焦点を当てがちな
中級者以上には
カルディの豆に対する
欲しい情報が多少ズレる
可能性があります。
まとめ
・自社ブレンドは安く設定する
・高品質なスペシャリティコーヒーの扱いは少ない
・認証マーク=おいしさの保証ではない
・初心者が利用しやすい設定
いかがだったでしょうか。
コーヒー豆の理解が深まると
味わいの違いにも納得できる部分が
増えるのではないでしょうか。
カルディ好きの筆者がカルディの豆
「イタリアーノ」を使ったレシピを公開中です。
是非ご覧ください
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