この記事は
カルディのコーヒー豆がなぜ
安く販売できるのか
「まずい」という口コミが多いのか
という内容です。
・安いコーヒー豆がある理由
・まずいと言われる原因
を把握することで
カルディのコーヒー豆を理解して
購入ができるようになります。
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/06/640x640_rect_1338836912.jpg)
筆者もよくカルディで
コーヒー豆を購入します。
カルディのコーヒー豆の特徴
カルディのコーヒー豆の特徴
・コーヒー豆が比較的安価
カルディのコーヒー豆は
594円/200gから販売されています。
コーヒー豆専門店や
カフェなどで販売されている
コーヒー豆は安くても
100gで600円以上が多いです。
カルディではおおよそ
半額の値段で倍以上の
グラム数が入っています。
・焙煎度の比較がしやすい
コーヒー豆のサンプルを
大きなショーケースに展示しています。
焙煎度の確認と味わいの
比較ができるのもいい点です。
・パラメーター表示がシンプル
①酸味が強い←→苦みが強い
おおまかな好みがあれば
一つの参考になります。
②ライトボディ←→フルボディ
飲みやすさの表現で
口当たりが
「あっさり←→しっかり」ぐらいの感覚です。
③浅煎り←→深煎り
浅煎り:酸味や香りが強い
深煎り:苦みやコクが強い
・コーヒー豆の種類が豊富
フェア時期により変動しますが
常時約30種類以上を展開。
安いコーヒー豆の特徴と秘密
安いコーヒー豆の特徴と秘密
・スペシャリティコーヒーが使われているのか
スペシャリティコーヒーとは
栽培条件や栽培方法
加工工程や搬送ルートなどの
いくつもの条件を
高く評価された高品質な豆です。
![おうち店長](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/06/640x640_rect_1338836912.jpg)
丁寧に育てられ+個性も
しっかり持ち併せた豆
最近よく聞く言葉となりましたが
実はコーヒー豆全体量で見ると
スペシャリティコーヒーに
分類されるのは
たったの5%と
言われています。
世界中で莫大な量の
コーヒー豆が栽培されているので
近所のコーヒー店の看板にも
当たり前のように
スペシャリティコーヒーの文字を
よく見かけますが正直
たった5%には驚きました。
そんな中
カルディが販売している
「スペシャリティコーヒー」は
数種類のみです。
カルディでスペシャリティコーヒーの
使用を書かれた商品は
顔写真付きの限定販売の
コーヒー豆が多い印象です。
そのため、他の豆に比べても
値段も高めの設定です。
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/06/coffee_tabi_papua_tmb-thumb-380xauto-2848.jpg)
・自社焙煎は安く提供できる
オリジナルのブランド商品として
販売する時は安く売るのが定番です。
例えば、喫茶店に入って
「ブレンドコーヒー」と
他のコーヒーを比較した場合
ブレンドコーヒーが400円なら
シングルオリジン(単一国)は
500~600円という設定が多いです。
ブレンドコーヒーは
自慢の看板商品であり
回転率も速いため
「安く設定してたくさん売る」
が目的の商品です。
カルディでいう定番商品の
「マイルドカルディ」が
この位置に当たります。
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これだけは絶対に
品切れにはしない!
という商品
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/06/ftr_mildkaldi2022_tmb-thumb-380xauto-4723.jpg)
・欠品欠点豆の混入率
欠品欠点豆とは
コーヒー豆が未成熟で
形の悪いものや欠けている等で
コーヒー抽出時に混入すると
味わいに影響を及ぼすと言われる豆です。
通常は生豆の生産国等で
ハンドピックによる除去が行われます。
国内で焙煎後にも施されることも多いですが
機械や手作業が入ることで高コストになります。
品質にこだわる店舗は
コーヒー豆の粒揃いもよく
欠点豆の混入が限りなく少ないです。
しかし、カルディは
ハンドピックが甘く
欠点豆の混入が多いです。
この豆だから、というわけではなく
どの豆でも比較的混入率が高いです。
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0071-e1669911438907.jpg)
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200g中20gの欠点豆が
見つかったこともあります
認証マークの秘密
認証マークの秘密
カルディにはいくつかの
認証マーク付きのコーヒー豆が
販売されています。
・ウーマンズハンドコーヒー
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/12/logo_womans.png)
女性の自立支援や社会的地位の向上
経済的環境の改善を趣旨として
2010年に作られた認証です。
・国際フェアトレード認証コーヒー
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/12/logo_fairtrade.png)
途上国の生産者の自立を促す
公正な取引のしくみで
フェアトレード(公平な貿易)は、
開発途上国の生産者や労働者と
適正な価格で公正に取引をする貿易の仕組みです。
・バードフレンドリー®コーヒー
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渡り鳥の生息地になる
森林を守るため
スミソニアン渡り鳥センターが
中心となって進めている
コーヒー分野における
環境保護プログラムが
バードフレンドリー認証です。
それぞれ簡単に認証されるものではなく
いくつもの厳しい条件に合格した証です。
・立場の弱い女性生産者を支援
・発展途上国生産者に適した労働賃金を支払う
・生物環境を脅かさない農薬不使用栽培の徹底
など
通常の栽培ルートよりも
高い基準の仕入れ先となっており
販売価格が高めです。
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ここで注意が必要です!
認証マーク=味の保証
ではないということ。
現状これら3種類の
認証マークがついたカルディの豆に
「スペシャリティコーヒー」使用の
記載はありません。
環境に重点を置いていますが
豆のおいしさを求めるものではない
ということです。
他の種類と違って
・説明が多い
・値段が高い
・限定商品
であったとしても
「まずい」と言われるのは
これらの要素があるからかもしれません。
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栽培環境を理解した上で飲むと
ありがたみがありますね
カルディの立ち位置
カルディの消費者への立ち位置としては
「コーヒーを自分で淹れてみる」
という本当の1段階目を踏んでもらう
スタートライン係に位置すると思います。
なので
・安いを前提にハードルを下げる
・高級豆の仕入れ優先度は低い
・豆の個性より焙煎度による酸味か苦みか
・色々試すための種類展開
これらが基盤となり
「初心者」をメインターゲットに
捉えていると考えられます。
豆の品質や個性、精製方法
原産地などに焦点を当てがちな
中級者以上には
カルディの豆に対する
欲しい情報が多少ズレる
可能性があります。
まとめ
・自社ブレンドは安く設定する
・高品質なスペシャリティコーヒーの扱いは少ない
・認証マーク=おいしさの保証ではない
・初心者が利用しやすい設定
いかがだったでしょうか。
コーヒー豆の理解が深まると
味わいの違いにも納得できる部分が
増えるのではないでしょうか。
カルディ好きの筆者がカルディの豆
「イタリアーノ」を使ったレシピを公開中です。
是非ご覧ください
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