様々なコーヒー抽出器具がある中
お湯を注いで待つだけの最も手軽で簡単な
「フレンチプレスコーヒー」があります。
手軽さに反して「苦手」とする人が多数いるのも事実。
主な原因は口に残る「粉っぽさ」。
・なぜ粉っぽくなるのか
・改善方法はないのか
・フレンチプレスで抽出するメリットはあるのか
疑問に感じた方は是非読んでください。
フレンチプレスコーヒーの本当の魅力に気づくことでしょう。
フレンチプレスの特徴
フレンチプレスの特徴は
何といっても簡単&手軽さです。
フレンチプレスの手軽さは
容器に粉を入れてお湯を注いで待つだけ
にあります。
基本的に全自動マシンを除いて
自分自身でコーヒーを淹れている最中に
その場を離れることは難しいです。
フレンチプレスは使用するお湯を
一度に注ぎ切ってしまったら
後は3分前後漬け込んでおくだけです。
抽出には金属フィルターが使われるため
「コーヒーオイル」も特徴の一つです。
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お湯を注いで待つだけ
キーワードは「コーヒーオイル」
フレンチプレス1杯分のレシピ
必要な物
・フレンチプレス(おすすめは350mlサイズ)
・粗挽きコーヒー粉(ホット:12g アイス:15g)
・熱湯(ホット:190ml アイス:165ml)
・アイスの場合は氷適量
・コップ
・タイマー(なくても可):3分前後
★ 微粉除去フィルター(問題解決のキーアイテム)
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微粉除去フィルターが
飲みやすくするキーアイテム!
抽出
この記事ではアイスコーヒー1杯分を抽出します。
ホットの場合は
上記レシピの粉とお湯をホット量に置き換えてください。
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私が使用する
フレンチプレスは「IKEA」の商品です。
大きめのこのサイズに対して
1杯分かつお湯が少ないですが
アイスコーヒーも抽出可能です。
これから購入を検討される方は
小さめサイズで「350ml」の
表記がされた商品がおすすめです。
小さい分、細長く設計されるので
粉とお湯がしっかり漬け込めます。
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こちらが基本的にフレンチプレスに
付属している「金属フィルター」です。
漬け込み後、この金属フィルターを
押し込んで粉と液を分けます。
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/11/dsc_08096985509872718852876-edited.jpg)
フレンチプレスは基本的に
「粗挽き」のコーヒー粉を使います。
「ザラメ」ぐらいの大きさと表現されます。
粉というよりも
欠片ぐらい大きくても大丈夫です。
・熱湯に数分間漬け込むため、細かすぎると苦み、雑味がきつくなる
・金属フィルターのメッシュ(網目)より細かいと液体への粉の混入が増える
というのが大きな理由です。
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上記記載の「粉の混入」。
フレンチプレスの抽出の手軽さとは裏腹に
金属フィルターの網目による粉の混入は避けられません。
飲んだ後の口に残る「粉っぽさ」が原因で
避けられることも多いフレンチプレスです。
筆者もこれが理由で、味は好きなのに避けてきた1人です。
ですが
この微粉除去フィルターを使うことで
粉っぽさが大きく改善されました。
今では必須アイテムです。
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今回は1gを余分に加えて
16gを挽いていました。
なぜかというと
微粉として1gほど除去することになる
からです。
この微粉除去フィルターを通していなければ
写真右の細かい微粉が
金属フィルターを通り越して
コーヒーに流れ込みます。
これが口当たりの悪い「粉っぽさ」の原因です。
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1gといえど
この量の粉が口に入ったら不快!
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/11/dsc_08121072249200578542263-edited.jpg)
お湯を注いで、粉に触れさせます。
(大きめサイズだと平らになってしまうため「小さめ」推奨)
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時間が経過したら
上から金属フィルターを
押し込んで粉と液体を分けます。
分離後は粉が動かさないように
そっと扱うといいです。
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粉が入り込まないように
上澄みだけをゆっくり移すイメージです。
全て注ぎ切ろうとすると
金属フィルターを通り越して
微粉がたくさん入ってしまうので注意です。
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今回は深煎りの豆を使用しています。
出来上がりは浅煎りのような色になりました。
これは金属フィルターが「コーヒーオイル」まで
しっかり抽出してくれているからです。
コーヒーオイルは香りや甘みを含んでいると言われています。
フレンチプレスの大きな魅力の一つです。
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/09/dsc_08187252732121964915871-edited.jpg)
「オイル」というだけあって
液体にも独特の濁りと表面に浮かぶ油が確認できます。
ペーパーフィルター抽出ではカットしてしまう貴重な成分です。
ペーパーフィルターでは味わえないトロみや個性を感じられます。
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豆本来の味が
ダイレクトに感じられる
金属フィルターの魅力!
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微粉除去フィルターでここまで微粉を抑えられました。
ほぼ粉っぽさは感じずに最後まで飲むことが出来ます。
本来フレンチプレスは
粉が残ること前提で
「少し残す」が当たり前でした。
「微粉除去フィルター」によって
徐々に口当たりが悪くなる原因を
解決できるのでおすすめです。
洗浄の仕方
洗浄に入ります。
![](https://otosimonoblog.com/wp-content/uploads/2022/09/dsc_08204704085162322140979-edited.jpg)
分解できるところは分解して洗います。
本体は楽に洗えます。
金属フィルター部分は
コーヒーオイルが付着しているので
オイルが残らないように綺麗にしましょう。
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メッシュ部分の順番に気を付けて元に戻しましょう。
まとめ
・粉にお湯を注いで待つだけの簡単&手軽な抽出
・粗挽き推奨で挽き目迷わず
・金属フィルターで「コーヒーオイル」を抽出できる
・微粉による「粉っぽさ」がデメリット
=「微粉除去フィルター」で改善可能
「粉っぽさ」がなければ
「手軽×豆の個性」がトップクラスで楽しめる器具です。
「フレンチプレスコーヒー」を試される際は
是非「微粉除去フィルター」も検討してみてください。
同じくコーヒー粉を浸す「サイフォン」記事もご覧ください
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